RailSim2 車両プラグインの作り方 その0

知人に俺にもPI作らせろ~って言われたのでちょびちょび作り方の記事を書いていこうかなと思います。
僕も初心を忘れないうちにこういうことを記しておきたかったのでちょうどいい機会かなと。

おおまかな製作方針

おおまかな流れ

車両プラグイン(以下PI)完成までの流れをおおまかに説明していきます。
・Metasequoiaを使ってポリゴンモデルを作る。
RailSimプラグインの作り方

・ペイントソフトを使ってテクスチャを描く。
RailSimプラグインの作り方
が基本的な流れで、これを繰り返して
車体→屋根上→台車→床下→他細かい部品の順番で作っていきます。
車両のどの部分から作っていくかは正直個々人の好みなのですが、まぁ車体から作るのが一番モチベーション保てていいかなぁって。

図面について

車両プラグインを作る上で図面は結構重要です。国鉄車などはかなり充実している図面サイトがあるのであまり困ることはないのですが、私鉄車やあまりに古い車両だと図面がないor図面があってもあまり信用ならない場合があるので注意が必要です。
そこで今回は、できるだけ図面に頼らずネットにある情報や自分の足で得られる情報をもとにして作っていくことにします。もちろん図面があると製作する上で助かることも多いのであって損することはないです。

用意するソフト

モデリングソフト

Metasequoia(以下メタセコ)

(一応)フリー3DCG製作ソフトの王道。僕はこれしか扱えないのでこれで作っていきます。
ただし扱うバージョンは最新版ではなく、公式ページの旧製品のダウンロードという欄にある
・Metasequoia Ver3.1.6
・Metasequoia LE R3.0
両方を使います。
2015年6月現在、最新バージョンの4がリリースされていますが、どちらかというとアレはそこそこ手慣れた人向けの商業製品ですので、入門者は上記の旧製品で十分です。というか僕も未だにこれで作っています。

 

テクスチャ用ペイントソフト

GIMP

こちらもフリーペイントソフトの王道?なんでしょうか。実は僕は使ったことがないのでGIMP特有の操作については教えることができません。
RSPI作者の多くがこのソフトを使ってテクスチャを描いています。

Photoshop CS/CCシリーズ

プロにも愛されるペイントソフトの頂点、写真屋さん。様々な手抜き便利機能があるのでオススメ。
値段もプロ用並み…でかなり高額なのですが、学生さんの場合学割が使えてかなりお安く上がるので買っておいて損はないと思います。
かつては恒久ライセンスしかなかったのですが、現在では月額課金制のCCがメインのようで、Lightroomとセットで月1000円程で契約できるのでオススメです。
(執筆時点ではCS6を使っていましたが、現在ではCCに替えたので修正しておきます。)
最新のCCでも基本的な機能は古いバージョンと変わらないのですが、使いやすさや細かい機能についてはどんどん洗練されていて、最新バージョンに慣れてしまうと旧バージョンに戻れなくなるソフトです。
PCとの相性もありますので、やはり新しいPCには新しいバージョンをと思います。

先述の通り基本的な機能は昔から変わっていないので、何らかの事情で家に既にライセンスがあるという方はそれをまず使ってみるといいでしょう。
15年近く前に発売されたPhotoshop7.0でPIを作っている方もおられます。
使い方のコツさえ掴んでしまえばバージョンはそこまで気にならないのがプロ用のよいところですね。

まとめ

一度そのソフトの扱い方に慣れてしまうと、他のソフトに移りたくても慣れ過ぎてなかなか移れないというのがありますので、最初に使うソフトで数年戦っていく覚悟で選んでください(?)
最近になってPhotoshopがより手軽に手に入るようになったので、PSユーザーの私としてはこちらを推します。

良いソフトがあるからと言って良いテクスチャが描けるようになる…わけではないのですが良いソフトがあれば効率が上がるのは確かです。
気合いがあればWindows付属のMSペイントを(も?)使って神テクスチャも描ける…かも。実際そういう作者さんもおられます。
肌に合ったソフトを使いましょう。

とりあえず初回は導入ということで。次回から早速メタセコを使ってモデルを作っていきます。

つづく

コメント

  1. おはようございます。前回の編成番号の件ではお世話になりました。

    今回自分でプラグインを制作するにあたり、メタセコイアの起動から入るのは分かっていたのですが、作者さんのMetasequoia Ver3.1.6・Metasequoia LE R3.0が見つかりません。

    但し、僕自身木下直紀氏監修の『3D鉄道模型シミュレーション』と言う本を保有しており、そこから始めようと考えていますが、大丈夫でしょうか。

    まだ初心者で未知の領域に入るので、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

    • こんばんは。質問にお答えします。

      >作者さんのMetasequoia Ver3.1.6・Metasequoia LE R3.0が見つかりません。
      こちらはまだ公開されているようです。ダウンロードページ内の下の方をご確認ください。

      >『3D鉄道模型シミュレーション』と言う本云々
      現在手元にこの本がないので何とも言えませんが、基本的には当方と同じような内容を記されていたと記憶しております。
      作成手順が異なるだけで特に問題はないと思われますので、そこから始めて頂ければと思います。

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