富山地鉄14722に乗る

2019年7月13日
今年の梅雨は随分と長引きましたね。
7月中旬に差し掛かり、例年ならそろそろカラっと晴れてくれる頃合いになってもまだまだジメジメした気候が続いていたので、撮りがイマイチでも乗って楽しい電車に乗りに行こうということでSATOさん他と富山へ。

この2週間ほど後に地鉄20形2本の引退が発表されてしまいましたが、東急田園都市線の8590系が2本離脱した時点で遅くとも今年度中には消えるだろうと思っていたので、14722Fに乗りに行くことが主目的でした。

富山地方鉄道 電鉄富山駅 617列車 14722F
(富山地方鉄道 電鉄富山駅/617列車/10:50)
この日の午前中、14722Fは立山線岩峅寺行きの運用に入っていました。
電鉄富山では東急8590系改め80形の上滝線岩峅寺行きとの並び。こう並ぶと経由が小さすぎてパッと見分かりにくい感もあります。
東京からの同行者がまだ来てなかったこともあって、この列車は見送り。岩峅寺からの帰りを待ちます。

富山地方鉄道 電鉄富山駅 8325列車 14722F
(富山地方鉄道 電鉄富山駅/8325列車/12:54)
岩峅寺から帰ってきた14722Fはそのまま立山行きに。
奥には60形が入線。同じ日車ロマンスカーの系統で、14722Fは特に60形に寄せる更新改造を受けているので両者のスタイルはかなり似通っています。が、さすがに22Fの方が15年以上古い車両なので車体外板や内装の傷みが全然違います。

立山線は岩峅寺までは普通のローカル路線ですが、岩峅寺から先は30年以上掛けて段階的に開業させた区間だけあって急勾配が続く道のりをゆっくりと進みます。常願寺川の橋梁を計3回渡って終点立山へ。

富山地方鉄道 立山駅の留置線で休む 17480形
(富山地方鉄道 立山駅)
立山と言えばこの留置線。ウン十年前には国鉄や名鉄の名車が肩を並べて休んでいた留置線ですが、今となってはここが満線になる日もそう多くないのではないでしょうか。
この日は80形が休んでいました。80形はまだ2本しか居ないのにやたらと見かけます。

そういえば今居る2本の80形は元大井町線の車両ですが、今度増える田園都市線からの2本はどのような姿でやってくるのでしょうね。
立山黒部貫光のセレガHIMR
(富山地方鉄道 立山駅)
立山と言えば立山黒部アルペンルートの玄関口。立山黒部貫光のセレガHIMRが駅近くの駐車場に止まっていました。
“HIMR”という文字を久しぶりに見た気がします。都市部の路線車が姿を消してしまったので、今となってはこのような高山路線に僅かに見られるのみになってしまいました。
富山地方鉄道 立山駅 AP1列車 特急アルペン号 14722F
(富山地方鉄道 立山駅/AP1列車14:12)
さて14722Fの次の運用と言うと、宇奈月温泉行きの特急アルペン号でした。
アルペン号は休日に一往復しか運行されていない立山-宇奈月温泉間の特急です。単純に同じ編成が一往復するわけではなく、今年の夏ダイヤだと宇奈月温泉→立山のアルペン2号が16010形アルプスエキスプレス、そして立山→宇奈月温泉のアルペン1号が一般車2連での運用となっています。
運良くこの一般車アルペン運用を引けたので、このまま14722Fで宇奈月温泉へ。
富山地方鉄道 宇奈月温泉駅 AP1列車 特急アルペン号 14722F
(富山地方鉄道 宇奈月温泉駅/AP1列車/16:18)
一時間半ほどかけて宇奈月温泉に到着。
地鉄の保線状況に20形の旧式台車、それに特急の走りが加わるとそれはそれはアグレッシブな走りでしたが、椅子の座り心地は良いので区間の半分くらいは寝てました。

この後14722Fと一行は154レ電鉄富山行き普通で山を下ります。この日の宿が有峰だったので、寺田で降車し22Fの乗り鉄は終了。結局6時間近く乗りっぱなしの旅でしたが、色んなところに連れて行ってくれたのであっという間に終わりました。
恐らくもう乗る機会もないかと思いますが(撮りには行きます)、最後まで元気に走り切って欲しいものです。

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