芦生森林鉄道を歩く

2016年5月21日
京都府北部、南丹市美山町芦生の京都大学の研究林内に、今も現役の森林鉄道があります。
京都府内と言っても市内から国道162号線をひたすら北上し、そこからさらに県道を20キロほど進むので本学(吉田)からはたっぷり2時間掛ります。

今回、かねてより行きたいと言っていた後輩たちと計4人で入林することにしました。
実は4月にも一度私だけで行ったのですが、入林には2人以上で行くことが条件(入林届に氏名等の情報の記入が必要/京都大学の学生でなくてもOK)なのでその時はそのまま引き返したのでした。


森林鉄道の起点は研究林事務所の横にあります。資材運搬用のトロッコが鎮座しています。


基本編成?の3両編成。中間の通称屋台機関車がこの鉄道唯一の動力車のようですが、動力伝達部分のゴムベルトが全て切れて傍らに置いてあったので可動状態にあるのか非常に微妙なラインです…できることならば動いてるところを拝みたいところですが。


起点からしばらくは未舗装道路との併用軌道が続きます。踏み板のみの超簡素な踏切も数か所存在。

この日は天気もよく気温も丁度よかったので絶好のハイキング日和でした。

併用軌道が終わると間もなく川を渡ります。これもある意味併用軌道橋?
歩行者は真ん中の踏み板で渡ることができます。

橋を横から。かつては木橋だったそうですが、現在は立派なコンクリート橋に。
しかしこのコンクリートも結構年季が入ってるような気がしないでもないような。いつ頃からあるのでしょう。
橋桁が垂れさがっているように見えますが、中央部分に厚みがあるだけなので上部はちゃんと水平になっています。


鉄橋を渡るといよいよ”森林鉄道”らしくなってきます。

ところで、この森林鉄道は途中までほとんどPC枕木化されています。
森林という多湿な環境下では、やはり木製枕木だと劣化が早いのでしょうか?所々PC枕木の合間に腐った木製枕木が埋まっていました。

森林に入ってから15分ほどでポイント跡を発見。
すこし開けた場所だったので、ここで列車の離合ができたのかもしれません。
しかし対となるポイントの遺構があまりはっきりとしないので、ただの引き込み線だった可能性も。

転がる丸太。運び出しから漏れたものか。表面に苔が生えていないので切られてからあまり時間は経ってないと思うのですが…





先ほどコンクリート橋で由良川を渡ってからしばらくは、ずっと由良川に沿って林鉄は伸びているので、本流に流れ込む沢を越える鉄橋がいくつか存在します。
H鋼を渡しただけの簡素な橋ですが、林鉄だとこれでも頼もしいものです。

所々頼りない踏み板も。まぁ人の体重程度なら大丈夫かな。

ほとんどが鉄橋でしたが、僅かに木橋も現存。このあたりから枕木も木になっていきます。

木橋2。石積みの上に丸太をデンと載せた豪快な作りです。
どうみても枕木っぽくない木が横たえてありますが大丈夫なんでしょうか?

落ち葉に埋もれた軌道。途中から落ち葉に限らずプチ崩落がちょくちょく見られるようになります。この辺りは既に現役線でない可能性が。

線路脇に積まれたPC枕木。普通こういうストラクチャーは”現役線っぽさ”を演出しますが、掛っているブルーシートの荒廃具合を見るに放置年数は10年を優に超えてそうです。

携帯の電波が怪しくなってきたのでとりあえず今回の探索はこの辺で終了。これより奥は次回の課題ということにして引き返しました。
ちなみにauは研究林に入る前から圏外、softbankは研究林事務所付近に基地局があるのでしばらくはLTEが入りました。



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