多くの国鉄型を抱えるJR西日本はまだまだ牽引車を必要とする場面があります。西の住民からしてみれば走ってる姿をたまに見かけるせいで別段珍しくないんだろうと思っていましたが全国的に見ると牽引車が牽引車としてここまで活躍している地域ももうないよなぁと。そう言う意味では西は恵まれてるのかもしれないと改めて。
西日本で牽引車と言えば今はクモヤ145だらけですが、2000年代に入ってもクモヤ90が活躍していました。写真は2001年の出雲電車区。並んで止まっている牽引車はどちらもクモヤ145に見えますが左はぶどう色のクモヤ90 103。
381系などの入換に使われていたのだろうと思いますが、この後しばらくして廃車になっています。
吹田工場出場試運転で重連になるクモヤ。関西ではむしろ単行で走る方が珍しいような気がします。
今でも定期的にあるクモヤの仕事の一つが福知山の113/115系の入出場。阪急平井車庫の下をくぐって入場のため吹田に向かうクモヤサンド。
こちらは出場。入場がサンドなのに出場が重連なのがちょっと不思議なところ。何か理由があるんでしょうね。
吹田工場の試運転線を走る485系A8編成+クモヤ。解体される阪急6300系の横をピカピカの吹田出場車がすり抜けていくのも吹田らしい風景。最も、この時出場したA8編成も既に廃車になっていますが・・・
103系などの中間車ばかりが廃車になった際、廃車回送を牽引するのもクモヤの仕事。これは環状線のサハ4両と阪和線のモハユニット1組を幡生へ回送するところ。
225系などの投入でまとまった数が廃車になった頃で吹田のキャパが足りなかったんでしょうね。
こちらはクルクモル。向日町の主のような車両でほとんど本線に出ることはありませんが写真のようにクハネ583と連結していた事もあったので今でもたまに構内では動いてるんじゃないでしょうか。
滅多に本線に出ないクルクモルですが吹田への入出場時には出てきます。写真は前々回の出場時で、2010年2月2日です。2013年末にも出場したようで、この間に本線に出たという報告は聞かないです。将来ある何かに備えて整備しているのかそれとも知らないところで働いているのか・・・