103系首都圏仕様取扱説明書

先日公開した首都圏仕様の103系、作った本人でも編成を組むのに数十分掛かるほど複雑なプラグインになってしまったのでどのスイッチを弄ったら何ができるのかをメインに取扱説明書を作ることにしました。
※説明に使用している画像は製作中のものを含みます。また大部分が実際に存在しなかった形態です。

    1.車種構成について

基本番台は、クハ・クモハ・中間車の3つ、1000番台はクハ・中間車の2つに集約してプラグイン化しています。
基本番台の中間車はモハ103・モハ102・サハ103、1000番台の中間車はモハ103・モハ102を収録しています。
それぞれ標準的な103系新製車をプロトタイプとしており、試作車・試作冷房車・101系からの編入車・72系からの編入車は収録していません。

    2.各スイッチについて(クハ103基本番台)

Switch No.1:車体塗装[各車設定スイッチ]
車体塗装を変更するスイッチです。
基本となる5色(ウグイス・スカイブルー・オレンジバーミリオン・カナリア・エメラルドグリーン)を収録しています。
それぞれの塗装の走行線区は…
ウグイス:山手線・横浜線・埼京線・(川越/八高線)
スカイブルー:京浜東北線・横浜線・京葉線・仙石線
オレンジ:中央快速線・青梅/五日市線・武蔵野線
カナリア:中央総武緩行線・南武線・鶴見線
エメラルドグリーン:常磐快速線・成田線
です。今回は個別設定スイッチのみなので旧作のように編成一括設定はできなくなりましたが、国鉄時代に見られた混色編成を再現することができます。

Switch No.2:形態[各車設定スイッチ]
製造期間が長かった103系は、時代の流れと共に車体が進化していきました。
クハで5種類、中間車で2種類の形態を収録しています。
先頭車のそれぞれの特徴は以下の通り。

    ・初期車(原型前照灯)


103系量産開始時からの形態です。前面は低運転台に大型の白熱灯を、側面は隅にRの付いた窓を装備しています。登場時は非冷房で側面方向幕もありませんでした。クハ103では177までと500番台の全車が該当します。
500番台やクモハ103を合わせると400両以上存在した形態で、各種改造を受けながら最後まで車齢の若い車両と一緒に活躍していました。

    ・初期車(改造シールドビーム)


初期車の大型前照灯をシールドビーム2灯に改造して生まれた形態です。後年まで残った初期車のほとんどはこの形態に改造されています。

    ・一次改良車

初期車の量産で浮上した問題への対策として各所を改良したマイナーチェンジ車です。外観で目立つ点としては前照灯のシールドビーム2灯化、側面窓のユニットサッシ化が挙げられます。量産途中から新製冷房車が登場しています。以降の新製車は全てAU75系の冷房を搭載することになります。
大半が関西地区に新製配置され、首都圏に配置された車両もATC化の車両需給で一部関西地区へ転属となったため、首都圏では非常に珍しい形態でしたがしっかり5色全て実車が存在しました。またJR東日本で最後まで残った103系もこの形態でした。クハ103では180から268までが該当します。

    ・ATC/非ATC車



山手線・京浜東北線のATC化のために一次改良車の乗務員室を高運転台化した形態です。ATC車では最前の戸袋窓が塞がれATC関連の機器が置かれています。
非ATC車はATC車と同様高運転台ながらATCの装備を省略した形態で、山手線・京浜東北線以外に新製配置された車両はこの形態が多いです。
クハ103の高運転台車は途中欠番がありますが269から途中500/600番台を飛ばして850までが該当します。
うち797以降は基本的に非ATC車です。(横浜線に配置されたATC車と非ATC→ATC車化された車両が存在します。)
国鉄時代は主に山手線・京浜東北線で活躍し、後継の205系や209系の投入に伴って各線に散っていったので非常にメジャーな形態です。

Switch No.3:冷房装置[各車設定スイッチ]

冷房装置を変更できます。デフォルトは”AU75(灰)”です。
落成時非冷房の車両があった”初期車”および”一次改良車”は”分散冷房AU712″および”非冷房”の状態が選択できます。

Switch No.4:JRマーク[編成一括設定スイッチ]

JRマークの有無を選択できます。デフォルトは”あり”です。JRマークは車体色カナリア以外は白色、カナリアは灰色に着色されます。

Switch No.5:幕[編成一括設定スイッチ]
幕を設定できます。選択した路線によって所属表記・ATS表記が変化します。

Switch No.6:前面看板等[編成一括設定スイッチ]

前面に装備する看板等を設定できます。設定できるのは以下の3つ。
・中央快速線-特別快速(中央快速線の特別快速運用時に掲出)
・横浜線(京浜東北線との誤乗防止のため掲出)
・武蔵野線8cars(武蔵野線8連化開始時に掲出)
それぞれ低運転台と高運転台で位置が変わります。

Switch No.7:運用番号1-3[各車設定スイッチ]
スイッチをスクロールすることで運用番号を変更できます。手動幕ゆえの幕ズレを再現することができます。

Switch No.8:運用番号(LED)1-3[各車設定スイッチ]
常磐快速線で使われたLED運番を設定できます。”運用番号(LED)1″のスイッチをデフォルト以外に設定することで出現します。

Switch No.9:前面Hゴム[各車設定スイッチ]

前面窓および前面幕回りのHゴムを変更できます。
・白Hゴム
・黒Hゴム
・金属押さえ
・前面窓金属押さえ+幕回り黒Hゴム(一部塗装の低運転台のみ適用)
の4つから選択できます。
窓と前面幕のHゴムが異なるパターンはこれ以外にもいくつかありましたが、今回は188番が装備していたこのパターンのみの収録としています。

Switch No.10:前面強化[各車設定スイッチ]

低運転台車に施工された前面強化を再現できます。ウグイス以外の各色に適用されます。

Switch No.11:前面通風口[各車設定スイッチ]

落成時に付いていた前面通風口を再現できます。
非冷房の低運転台車に付いていたステップ上通風口は冷房改造時に塞がれるor撤去されています。
窓下の通風口は落成時から冷房車だった高運転台にも付いていましたが後年塞がれています。

Switch No.12:戸袋窓Hゴム[各車設定スイッチ]
Switch No.13:客用ドア[各車設定スイッチ]

戸袋窓Hゴムの色および客用ドアの仕様を変更できます。
戸袋窓Hゴムは
・灰色
・黒色
の2種類から、客用ドアは
・白Hゴム
・黒Hゴム
・金属押さえ1(205系タイプ)
・金属押さえ2
の4種類から選択できます。
戸袋窓Hゴムのスイッチで側面幕Hゴムの色も連動して変わります。

Switch No.14:側面幕[各車設定スイッチ]

側面幕の有無を選択できます。デフォルトは”あり”です。
落成時非冷房だった車両は側面幕がありませんでした。また冷房改造後も車両によっては側面幕が設置されない車両が存在しました。

Switch No.15:客用ドア広告[編成一括設定スイッチ]

客用ドア広告の有無を選択できます。デフォルトは”あり”です。
ドア広告は2000年前後から貼り付けられているようなので、国鉄時代~JR化前後を再現する際は外してください。
このスイッチと連動して車内の椅子の色が変わります。
Switch No.16:優先座席ステッカー[編成一括設定スイッチ]
優先座席ステッカーの仕様を変更できます。デフォルトは”東日本標準”です。
JR化後もしばらくはシルバーシートだったので、国鉄時代~JR化前後を再現する際はシルバーシートにしてください。
Switch No.17:靴ズリ[編成一括設定スイッチ]

靴ズリ(沓摺り)の色を変更できます。デフォルトは”ステンレス”です。
落成時~JR化前後まで鋼製で車体色のものでしたが、後年腐食防止の点からステンレスに交換されています。

Switch No.18:転落防止幌[編成一括設定スイッチ]

車両間に装備される転落防止幌の有無を選択できます。デフォルトは”あり”です。
これは晩年装着されたもので、基本的に車体色のものですが、常磐線のみ灰色のものとしています。

Switch No.19:妻面窓[各車設定スイッチ]

妻面窓のあり/閉塞を選択できます。デフォルトは”あり”です。

Switch No.20:内装[各車設定スイッチ]
内装の色を変更できます。デフォルトは”JR東日本更新車”です。
後期車は国鉄時代の緑色の車内のものが多かったので適度に編成中に混ぜておくとそれっぽくなるかと思われます。

Switch No.21:列車無線アンテナ[各車設定スイッチ]

列車無線アンテナの仕様を変更できます。デフォルトは”あり(JRアンテナ)”です。
“ATC用アンテナ”は山手線などのATC使用開始前にATC車に装備された細いアンテナで、ATC線区から転出した後も交換されることなく使用されていました。
また京葉線などATS-P使用線区に国鉄時代に転属した低運転台車にも同様のアンテナが搭載されています。

常磐線用エメラルドグリーンの低運転台/1000番台で”なし”を選択した場合、常磐無線アンテナが出現します。

Switch No.22:電気連結器[各車設定スイッチ]

電気連結器の有無を変更できます。デフォルトは”なし”です。
分割・併合運用があった常磐快速線・京葉線・青梅五日市線向けのスイッチです。
電気連結器が装備された先頭車は片栓化されているので、先頭車の方向もスイッチで指定してください。

Switch No.23:スカート(京葉線)[編成一括設定スイッチ]

京葉線の房総各線直通用に装備されたスカートの有無を選択できます。デフォルトは”なし”です。
前述の電気連結器のスイッチでスカートの仕様が変わります。
電連装備時にはスカートの切り欠きができて汚れます。

Switch No.24:ATS関連[各車設定スイッチ]

前面下部のATS関連機器の仕様を変更できます。デフォルトは”ATS車上子”です。
103系登場時からJR化前後まで装備していたATS-B受電器に変更することができます。
また両方装備することもできます。

Switch No.25:号車札[各車設定スイッチ]
側面の号車札を1-15の範囲で設定できます。

Switch No.26:車番1-3[各車設定スイッチ]
自由に車番を設定できます。
初期状態では各形態のそれっぽいナンバーを設定しています。
車番1の位置をデフォルト以外に設定することで変更することができます。
1,2桁のナンバーを設定する場合、それ以降の数字のスイッチを”なし”にすることで設定できます。
基本番台の中間車のみ、車番1で”20″を選択することでインフレナンバーを設定できます。(モハ102用)

Switch No.27:編成番号札仕様[編成一括設定スイッチ]
各区ごとに異なる編成札の色を変更できます。デフォルトは”白地黒文字(京浜東北・常磐・川越)”です。

Switch No.28:編成番号1-3[各車設定スイッチ]
編成番号の数字を設定できます。編成番号1のスイッチをデフォルト値以外に設定することで編成札が出現します。

とりあえずスイッチに関することは以上です。
中間車やクモハ、1000番台も基本的には上の仕様に準じています。

    3.その他

クハ103の説明で拾いきれなかったことを少し

3.1.クモハ103について
クモハ103は京浜東北線・常磐線に新製投入された初期車です。国鉄時代はだいたいクハ103 500番台とペアで使用されていました。
京葉線・武蔵野線用に運番幕を埋めたATS-P装備車を収録しています。車体色オレンジ又はスカイブルーで選択できます。
運用番号はLED用のスイッチで設定できます。

3.2.中間車(基本番台)について
基本的なスイッチの仕様はクハ103に準じます。
形式がスイッチ選択式になった他、”形態”スイッチが”初期車”と”一次改良車”の二種類になっています。

3.3.1000番台について

基本的なスイッチの仕様は基本番台に準じます。
常磐緩行線時代はあまり仕様が変わらなかったので車体塗装スイッチを”常磐緩行線カラー”にすると大部分のスイッチが固定されます。
1000番台は奇数偶数でクハの仕様が違いますので編成を組む際は向きと仕様を揃えてください。
“前面看板等”のスイッチで緩行線→快速線転用初期に見られた”常磐線(快速)”のサボを掲出できます。

説明は以上です。これらのスイッチを一から操作して編成を組むのは大変ですので、編成テンプレートを適度に活用しつつ自分好みの編成に仕立てていってください。

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103系首都圏仕様取扱説明書 への3件のフィードバック

  1. クロイス のコメント:

    初めてコメントさせて頂きます、質問なのですがTwitterでの公開のお知らせに、京葉線仕様で運番表示器が別の箇所に設置された車両が写っていましたが、あれを再現するのはどのようにしたらよいのでしょうか?

    • kokuden101 のコメント:

      コメントありがとうございます。

      >京葉線仕様で運番表示器が別の箇所に設置された車両を再現するには云々
      ATS-P設置で運番が移設された車両は、クモハ103の中のスイッチ”形態”で(ATS-P対応車)の項目を選択することで再現できます。
      その際”車体塗装”のスイッチはスカイブルー又はオレンジに設定してください。(他の塗装を選択しても運番の位置は変わりません。)

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