元近鉄ナローの北勢線は既に近鉄の元を離れ、三岐鉄道に生まれ変わりましたが、この内部・八王子線は近鉄のまま残る路線です。
起点は四日市。北勢線の西桑名に比べて都会であったことから近鉄線として残っているのだと思われますが、名古屋線が高架駅なのに対して内部・八王子線ホームは名古屋線から少し歩いたところにある地上部分。改札も分かれています。
データイムは各線30分おき。両線の分岐する日永駅までは15分ヘッドの高頻度運転が行われています。
車両は冷房改造の進む北勢線と違い全車非冷房。向かい合って座ると足がぶつかりそうなロングシートの中間車にはウィンドウシル・ヘッダーが付いています。
夏場なので窓全開。心地よい風が吹き込みますがやっぱり暑いもんは暑いですね・・・
内部線と八王子線の分岐駅、日永。それぞれの方面への接続が考慮されいます。
日永駅から一駅で、八王子線の終点、西日野駅へ。
自動券売機はあれど改札機すらない簡易な駅です。コレでは不正乗車の温床になるのでは・・・だいたいの旅客は四日市まで乗るので大丈夫なのかもしれませんが。
日永経由で内部線の方の終点、内部駅へ。
ここには車庫と検修施設があり、この日も一編成が検査、一編成が休んで居ました。
現役編成全て収容するにはコンパクトすぎるので、どこかに停泊があるのかもしれません。
内部付近は高い建物はあまりありませんが、古くからある住宅地という感じで、意外と開けたところが少なかったです。
一本列車を見送った分だけ少し撮影して、四日市に戻り、高速並の規格の名阪国道経由で大阪へ戻ってきました。いやぁ暑かった。
随分駆け足で色んなところを回ってみましたが、中部にはまだまだ面白いスポットがいっぱいあるのでまた朝から晩まで行ってみたいですね。