File:032 国鉄バス CCM410

2016年6月 確認
久しぶりの廃バス記事 とは言え見に行ったのは4ヶ月も前のことですが…

今回の物件はいすゞのCCM410。昭和50年頃の中型車です。
昭和40年代までのいすゞは、このクラスの路線車として大型ショートを製造していたので、純粋な中型路線車はこのCCMが初となります。
このCCMタイプのモノコックバスは今に続くLR系に代わるまで10年程製造が続けられ、今の中型車の地位を築いていきました。

そんなCCM系、よく見られたのは庇付きのおでこから幕が飛び出したようなスタイルの後期型ですが、一年ちょっとだけ生産された初期型も存在していました。それが今回の物件の車両です。
生産時期が短かったというのもありますが、いすゞ中型路線バスとしては黎明期の車両だったからかあまり数は出ておらず、廃バスとしてもほとんど現存していない貴重な車両です。

CCM初期型の特徴は飛び出した幕回りと幕横のルーバー。どうしてこのようなデザインになったのかはわかりませんが、モノコックらしい丸っこい車体に角ばった幕回りがアクセントになっていてなかなかカッコいいと私は思います。
しかしその特徴的な幕回りのせいで、窓の端が随分無理のある構造になっています。

前面下部も同様、窓の端だけ出っ張っています。後期型ではちゃんと窓の形にあった前面形状をしているので、このモデルが短命に終わってしまったのはこのような無理のある設計のせいだったのかな…と。

国鉄の文字は潰されていますが、車番は残っていました。

331-7018

車番の意味は1977年式の331型18番ですかね。
331型は大型ショート→中型車を総合した型式で、高知のBA10(331-7104)と同型式、ちょうど10年後に製造された車両ということになります。
国鉄の形式附番は長さと設備で型式が決まってしまうので、似ても似つかない二車種が同じような番号を付けて同じような場所を走っている…なんてことも間々あったようです。大らかな時代ですね。




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