2016年6月 確認
トップドアのスクールバスを見た後は、またまたトップドアの車両、しかしこちらはメトロ窓の観光仕様。
小豆島の景勝地、寒霞渓への貸切輸送などに使われていたのではと推測します。
今では観光型というとハイデッカーになってしまいますが、この頃はまだまだ路線タイプの派生が主力。路線タイプの派生と言ってもエアサス・エアコン付きでリクライニングシートを装備した立派なもので、車内設備の豪華さと比較的扱いやすい車体長で廃車後も島内各地に貰われていったそうですが、これ以外に現存するものがあるのかは不明。
お顔を見るとより路線感があります。日野モノコックのベストセラー、RC/REの顔そのものです。前面上部の通気ダクトが対称に2つあること、幕横にグリルがあることが特徴でしょうか。
幕横のグリルは通気の為に設けられることが多いですが、この車両のものは車外スピーカーのようです。これは香川県のバス会社には何故かよく見られたスタイルです。
青色の色褪せが酷いですが、屋根肩の部分に”Shodoshima Bus”のレタリングがうっすら残っています。
リア。三連丸テールなど観光車特有の装備はありますがだいたい日野の基本形。
型式はおそらくRC320Pで車体は金産製。土地柄か四国は金産ボディが大部分を占めるようです。
この時代の日野車における帝国自工と金産自工の違いは路線車だと比較的分かりやすいのですが、こういう観光スタイルだとどこがどう違うのかイマイチピンと来ませんね。
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