2018年3月確認
船を使う人にはよく知られていそうな廃バス。
この物件の前はよく通るのですが、いつも夜遅くだったのでじっくり見るのはこれが初。
落書きすら色褪せるレベルの放置具合ですが、元の車両はおそらく伊予鉄道のRC320。
前後ドアでメトロ窓という仕様は、P-代のブルーリボンに至るまで見られた伊予鉄特有の仕様。P-代の同仕様車と同じく松山市郊外の路線で使用されていたものと推測されます。
参考程度にP-ブルリ。この廃バスの子孫に当たりましょうか。
このブルーリボンも相当な年代物ですが、モノコック車の時代も車両寿命は結構長かったようで、この郊外仕様のRCはなんと90年代後半の記録がありました。(おそらく同型の別年式ですが)
この物件も廃バス歴は意外と長くないのかもしれません。
後部と伊予灘。崖っぷちにお尻を突き出すように鎮座しています。リアの様子をもう少し見たかったのですが、なかなか厳しそう。
外れてしまった扉。そのまま外に放り出していないだけ良心的ですが、中に入りにくそうですね。(そもそも中に入る人が居るのか)
伊予鉄のモノコックは中型車のRLが稼働状態で残されていますが、大型車となると廃バスを数台残すのみ。かつての伊予鉄スタンダードもいつの日か姿を消してしまうのでしょうね。
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