2017年5月確認
果樹園が広がる山を越えてもうすぐ平地かというくらいで見つけた観光バス。
従来の観光バスボディの後部をハイデッカー構造にしたバスが流行っていた頃の代物ですが、ちょっと出っ張りが少ないような。
パノラマデッカーまでとはいかないまでも、少し段差を付けたモデル(セミデッカー)のようです。今のスーパーハイデッカーに対するハイデッカーに相当するものでしょうか。
相当数市場に出回ったモデルだと思うのですが、日野は早々にスケルトン観光バスを登場させたので、こういったモノコックハイデッカーバスは残存数が少ないように思えます。
リアは原型を保っていません。ここが搬入口のようです。
ボディの段差部分。さすがに雪の重みで屋根が凹みつつありますが、まだ現役当時の面影を残しています。さすがこの手のモノコックバスは強いですね。
特にこの変形一枚窓が残されているのが嬉しいところ。
ちなみに現役時代の所有者は行灯から判断するに”ホテル○尾高原ビラージ”という近くのレジャー施設。ビラージという表記に時代を感じます。現存していたとしてもさすがに名前は変わっているのでしょう。そのまま検索を掛けてもヒットしませんでした。
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