2016年6月 確認
国道439号から分岐する林道の脇に落ちていた廃バス。四国交通の物件と直線距離ではさして離れてはいないのですが、この辺りはとにかく道があまりよろしくないので到着は日没ギリギリに。時間と体力が厳しそうだったのでまた今度でもいいかなぁと思っていたのですが、ドライバー氏がなんとか行けるでしょと言ってくれたのでなんとか回れました。
普通に撮れてるように見えますがかなりスローシャッターを切ってます。まだ18時を回っても撮れるだけマシですが森の中は光量が無くなるのが早いからツラいですね。
色はこの各地で見られたブルーリボンカラー。型式は三菱の大型ショート、MM115Hと推測します。
とまぁ車種や塗装だけ見ると割とオーソドックスな観光タイプのバスなのですが、この物件が他と違うのはナンバーが付いてるところなんですよね。
この辺りには割とナンバーを付けたまま放置されてる草ヒロがあるそうなんですが、大丈夫なんですかね…
もしかしたら書類上は生きてる扱いになってるのかもしれません。
お顔を拝見。「東祖谷」と読めます。祖谷というとかずら橋が有名ですが、ボンネットバスが居たりして割と行きやすい方は西祖谷山村なのでかずら橋周辺の自家用バスではない様子。東祖谷の方の二重かずら橋の方は観光バスを有する規模ではないようなのでこちらのものでもなさそう。
となるとこれも元はスクールバスとして使われてたのかなと。今でも小型バスで運行しているようですし。
この車両が纏っているブルーリボンカラー、かつて大流行した塗装なので別に珍しくもなんともないのですが、元々日野のカラーリングなので三菱車が纏っているのには若干違和感があります。
国際興業のように会社のカラーにしている場合は納得なのですが、こういった自家用のクルマを新車で入れる時にわざわざ他メーカーの基本塗装で入れる…なんてのは普通やらない気がします。(先代が日野車だったりしたら話は別ですけど)
また、付いてるナンバーがこのクルマの世代にしては新しい(徳ナンバーじゃない)ので、元事業者があってそこから中古で入れたものなんじゃないかなと推測します。
で、同じ徳島県内の徳島市交通局の貸切車でこのカラーを採用していたようなので、元事業者は徳島市なのではないかな…と。
イマイチ証拠が揃わない微妙な推測ですがまぁあり得ない話ではないかなぁと。
局番の跡でも残ってたら一発なんですけどさすがにそんなに甘くはなかったです。
この物件で長かった一日は終了。そのまま京柱峠を越えて高知の土佐ロイヤルホテルへ。
お高そうな名前で実際ホントはお高いのですが、梅雨時で半額になってたのでかなりリーズナブルにゆっくりできました。
ゆっくりしすぎて翌日10時過ぎまで爆睡してましたがそれはそれ。
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