2017年5月確認
このあたりに来るたびに見たいと思いつつ後回しになっていた変な顔の富士重R13。色々なメーカーとの組み合わせがあった富士重R13ですが、日野との組み合わせの現存例はあまり多くない印象。
いすゞや日産ディーゼルのシャーシのを見慣れていると、日野の車両は随分寄り目に見えます。
この個体の特徴はなんと言ってもこのヘッドライト。日野RC/RE系の初期型に採用されたオーバル型のものを残しています。
このライト、どうもあまり評判がよろしくなかったようで途中からはおなじみの2灯のものに変更され、新車の時に装備していた車両でも後に普通の2灯式のものに交換される場合が多かったそうです。
こうして廃車後までこのヘッドライトを保持している車両は珍しく、この他には金産車体の1台しか私は知りません。
ライトケース内の状態というのは結構ケースの違いで変わるものですが、オーバル型ヘッドライトのものはどうもあまり良い状態で残らないようです。この個体も中身はサビサビでした。
側面のサボ受けとエンブレム。
この時期の日野特有の曇って読めないエンブレムですが、書いてある内容はRB10などのリアに付いているリアアンダーフロアエンジンRUと同じようです。
側面についているタイプは初見でした。
どっちが先?な標記。
今でも会津乗合自動車はトップドア路線車が多いので、最初から路線?と思っていたのですが、当時は貸切からの路線格下げが結構行われていたようですので、これも貸切→路線格下げの車両と思われます。
いつかちゃんとしたオーバル型ヘッドライトを拝んでみたいのですが、中身が腐らずに残っている個体はまだあるんでしょうか…?
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