2018年5月1日
GWの中日の平日は平日じゃないと撮れないものを撮りたくなるものですが、今回選んだ行先は熊本市でした。
5014ABは昨年復活した元西鉄福岡市内線の連接車。大きな車体で平日ラッシュ時には絶大な威力を発揮しますが、昼間と休日は車庫で寝ているのでなかなか出会うことができない車両です。
運用は平日朝のB系統(上熊本-健軍町往復)と夕方のB-A-A-B(上熊本-健軍町-田崎橋-健軍町-上熊本)の固定。固定でほぼ必ず動いてくれるのは有難いことですが、交通量の多い時間帯に動くのでなかなか難度の高い撮影を強いられます。
(熊本市交通局 上熊本駅前/6:46)
熊本市オリジナルの1200形と並ぶ5014AB。この時間帯はひっきりなしに車庫から電車が出ていきます。
余談ですが、およそ10年ぶりくらいにJR上熊本駅前に来たらいつの間にか高架になってました。
(熊本市交通局 上熊本駅前/6:46)
THE熊本市電なスタイルの1200形。他の事業者だと冷房化と同時に軽快電車スタイルに車体更新されることも多いこの世代ですが、熊本はそもそも冷房改造が相当早い段階で完了していたからか、ごく少数の更新で終わっています。
そんなワケで今でもかなりの数が熊本の街を走り回っているのですが、大半の車両が車齢60年を超えようとしていてさすがにそろそろマズいのではと思っています。近く大きな動きがあるかもしれませんね。
(熊本市交通局 上熊本駅前/6:52)
据付けまでしばらくの間待機しているので、ちょいちょい細部を見たりもできます。同系列の譲渡車では広電の3000形がありますが、向こうは相当大規模に手が加えられているので到底元が同じ形とは思えません。
(熊本市交通局 上熊本駅前→県立体育館前/6:57)
駅前6:56発で健軍町に向かいます。
(熊本市交通局 水道町→九品寺交差点/7:17)
市電は辛島町を経由するので一応追っかけが効くのですが、健軍町までは交通量の多い通りを進むのでなかなか撮影は厳しく…この橋の上も夏場だといい感じに日が当たるのですが、さすがにGW中日と言えど車を交わすことはできませんでした。もうちょっと健軍町寄りで日の当たるところを探さないとキツイかもしれませんね。
(熊本市交通局 県立体育館前/7:58)
再び上熊本の方に戻って復路を待ちます。
四角い車体に取って付けたようなダブルルーフ、大型方向幕搭載で足回りはVVVFとツッコミどころ満載のレトロ”調”電車101号。
ここまでやると逆にカッコよく見えてきます。
(熊本市交通局 県立体育館前/8:37)
帰ってきた5014AB。この頃にはかなり天気も回復し、なんとか晴れで収めることが出来ました。
この手のマルーンはやはり晴れた方がいい色が出ます。
(熊本市交通局 通町筋/9:12)
5014ABが引っ込んだ後は通町筋電停で修復中の熊本城と。お城自体はあまり興味が湧かないのですが、現代の技術で修復がなされていくさまはとても見応えがあります。
これにて熊本市電朝の部は終了。
コメント