File:047,48 ナショナルのライトバス

2017年3月確認
”ナショナルカラー”という言葉があります。原義は「その国を体現する色」ですが、トラックやバスにおいては、松下電器の社用車などに塗られていたトリコロールのことを指します。
“ナショナル”が死語になりつつある今となってはこの色を纏うクルマもほとんど見られなくなりましたが、廃車体なら今でもたまーに見ることができます。

恐らく元々従業員輸送用のバスであったであろうトヨタのライトバス。
なんと同型がトヨタ博物館に収容されているんだそうな。こちらの物件は残念ながらお顔は拝めずでしたのでまた博物館でじっくり見ることにしましょう。
かつて松下の工場があった地域にはこういったバスが散らばってるケースが多い気がします。

こちらはマツダのライトバスA型。川崎航空機製の前衛的なボディで、当時の人々が思い描く”未来”って多分こんな感じだったんだろうなぁと思いを馳せることができる車両です。
ところでこの車両、側面に窓がほとんどありません。前方は板が打ち付けてあるので元々は窓があったのでしょうが、後ろの方はどうも現役当時から窓がなかったようです。
本来窓があるべき部分には「みなさまの窓口~」と宣伝文句が描かれているので、どうも元は宣伝車だったようです。
側面の肩部分に庇が伸びてきそうな構造が見えますがこれも当時の運用と関係あるのかもしれません。

特徴的な前面の上部。触覚みたいなワイパーが2丁。さすがにこれで完結というわけではなく、この先にワイパーブレードが付いていたようですがそれにしても簡素です。

リア。このあたりがマイクロバスらしからぬポイント。普通の個体だとここが横長の窓になっているのですが、これではバスというよりはバンですね。この観音開きの扉から、当時の松下の主力商品が飛び出していたのでしょう。

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