File:055-56 奈川村営バス U-LR232J

2017年5月確認
元居たところから随分離れたところで仲良く並ぶ2台のジャーニーK

行くまではもしかしたら現役の個体かも…と思っていましたが、しっかり廃バスしてました。
しかし随分と新しい個体。
U-は廃バスの中では最新と言ってもいいくらいの世代。このバスの周辺でもまだ現役個体はたくさん居ることでしょう。
廃バスの中ではかなり状態はいい方かと思われますが、それでも置かれてから数年は経ってるかなという様子。
年式と状態を見るに結構早世したんでしょうね。同じ仕様の車両が2台並んでるあたり、老朽というよりは路線廃止とかで廃車になったのかなぁと推測。

都合よく?方向幕を残したまま置いてあったので、見てみると「奈川渡ダム」と「木曽路原」。
奈川渡ダムというと現在の松本市、新島々から上高地へ向かう途中にあるダムで、現在ではアルピコ交通と松本市営バス(コミュニティバス的な)が乗り入れているようです。
木曽路原は奈川渡ダムから上高地へ行かず南に逸れて数キロ行ったところです。現在では木曽路原というバス停はないようですが、野麦峠スキー場のあたりでしょうか。現在ここも松本市営バスが乗り入れています。
というワケで、どうやら現在の松本市営バスの奈川方面の路線に使用されていたようです。更にこの路線、現在では松本市営バスの路線ですが、2005年に奈川村が合併によって松本市になるまでは奈川村営バスという事業者だったことが分かりました。
これで車体に記されている”NAGAWA”の文字とも辻褄が合います。
現代の”村営バス”にはちょっと似つかわしくない大型の車体(中型車ですけど)ですが、元々が松本電鉄の路線代替バスであること、集落と最寄駅を結ぶ唯一の公共交通機関であることを考えると妥当なのかもしれません。
しかしその大型車体が仇となってか、どうも松本市に路線と一緒には引き継がれず合併のタイミングで廃車になったようですね。
終始地味でほとんど山の中に引きこもっていたからなのか、ネット上に現役時代の写真がほぼない不遇なバスですが、検索掛けたら一枚だけ出てきました。

もう一台のバス。おそらく仕様は同一のハズ。そういえば屋根上にはベンチレーターしかありませんね。車内には冷房吹き出し口の代わりに荷物棚が見えます。
このバスが新車だった頃、北アルプスの周辺は夏でも涼しいということで松電や濃飛バスにも非冷房車が相当数が居たと思いますが、さすがに21世紀になるとそういうわけにもいかずに最近ではほとんど姿を消してしまったように思います。
この車両たちが松本市に引き継がれなかったのはそういう要因もあったのかもしれません。

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