2016年5月29日
湯浅から紀伊半島を横断して熊野市の方まで抜ける途中、有田鉄道の廃線跡に沿って走ることにしたので、途中有田川鉄道公園に寄り道。
ここは富士急行→有田鉄道のキハ58003(両運転台)が動態保存されているのですが、この日着いた時間が朝の8時すぎと随分早かったのでまぁ動いてはないだろうと思っていたのですが…
なんか出てきました。
体験乗車は確かお昼前くらいからだったと思いますが、こんな朝早くから準備されているのですね。
いつもは蔵の中に居るレールバスですが、期間限定?で金屋口のホームに止められていました。
キハ58に体験乗車すると、レールバスの車内見学ができるようです。
(展示のため、蔵の中から駅までレールバスの入換えをやったようです。ちょっと撮りたかった。)
キハ58の動態保存で精一杯とのことでレールバスは今のところ静態保存になっています。
構内の小移動の際はモーターカーで牽引しているようです。
かつての終点、金屋口の駅ホームは廃止当時の面影を残していて、レールバスが停車していると現役時代のように…はさすがに無理がありますかね。
いつもは駅舎だけ見て満足して帰ってしまうのですが、今日はちょっと(かつての)駅前も見ていくことに。
駅舎に隣接しているこの建物は有田鉄道の本社屋。
実は今までこの建物の存在に気付きすらしなかったのですがこう見ると雰囲気めっちゃいいですね。
さらにそのお隣は有田鉄道バス(+タクシー)の営業所。
鉄道代替バスの他、有田川に沿ってより上流に向かうバスも発着しているようです。
バスみたいな車両が走っていた鉄道線が廃止になってしまった今では、路線バスの車種も中型に満たない小型のエアロミディMJやローザが主力のようです。
そんなバス乗り場の時刻表に隠れていたサビサビの路線図。黒い破線が鉄道なのですが、当然のように有田鉄道線が残っています。
幾度の改定を重ねたバス時刻表。時代の流れか、鉄道代替バスは藤並駅の先の病院まで行く便がいくつかあるようです。
バスだと藤並駅まで13分しか掛らないのですね。(鉄道線時代はレールバスでも17分掛っていたそうです。)
目隠しのシールの下にうっすらと「列車」の文字が。バスの時刻表に列車の時刻も載っていたようです。
末期は列車本数が一日2本とかだったそうなので、列車本数の減少とともにいつしか一緒にされてしまったのでしょう。
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