西濃鉄道昼飯線探索 その1

彦根駅を出てから、東海道本線沿いに関ヶ原を越え、美濃赤坂へ。
美濃赤坂駅は、東海道本線美濃赤坂支線の終着駅です。そこから伸びる西濃鉄道は、赤ホキの石灰石貨物の経路としてよく知られていると思います。

昨年冬の撮影。いかにもな感じの田舎の貨物駅併設の終着駅で、ワンマンの313系2連がコトコト大垣からやって来ます。
これだけでも十分面白いのですが、この駅からは現役線の市橋線だけでなく、今では廃止されてしまった昼飯線(ひるいせん)も伸びていました。
今回は廃線巡り大好きなSATO先生も居るのと、クルマという足があるので、要所要所になりますがちょっと見て回ることにしました。

4時前に到着したので丁度よい感じの雰囲気で廃線の起点部分を撮ることができました。

とっくに線路は死んでるのに点灯し続ける信号機。時刻が時刻なのですごく不気味な感じだったのは言うまでもありません。廃止から7年程経ってるのに普通に点灯してるあたり、考えにくいですけど電球の交換とかもしてるのでしょうか・・・?

起点から200m程先の陸橋から。なんとなーく線路があったんだろうなぁという感じですね。一応レールは残っているのですが

逆側はもう完全にジャングルです。電線だけがここが鉄路だったことを物語っていますね。いや一応レールは残っているのですが・・・

美濃大久保駅跡。跡とは言えちゃんとレールも荷役ホームの跡も残っており、雑草がもう少しおとなしければ今にも貨物列車が走ってきそうな感じです。

美濃大久保駅から美濃赤坂方面へ伸びる線路。雑草が低いのを見る限り、生活道路と化しているのかもしれません。

美濃大久保駅はスイッチバック構造の駅となっていて、美濃赤坂方面とは別に昼飯線の終点であった昼飯駅への線路も伸びています。こちらは自然に還ろうとしている様子で、レールを見つけるのも至難の技でした。

草に侵食されつつある構内。草が全く生えていない所がありましたが機関車の油が染み込んでいるからでしょうかね。

スイッチバックの終端側から見た美濃大久保駅。左に荷役ホーム跡が見える以外はここが駅だった証拠が一つもありませんね。一応ここも草の根元にレールは残っているのですが・・・

さていよいよ終点の昼飯駅に向かいます。

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