2016年11月
秋も終わりに近づいて工臨のシーズンが終わると、JR四国では来期からのDE10運転士育成のために訓練運転が行われることがあります。
いつもは工臨用のチキをそのまま荷としてぶら下げて走るのですが、今年はチキが検査で使えないとのことで代わりにキハ185を使って訓練が行われています。
貨車は検査、客車も全て嫁いでしまったので、気動車の中でこの時期特に仕事のないキハ185に白羽の矢が立った…というわけです。
(土讃線 黒川~讃岐財田)
なかなか強烈な画。廃車回送にしか見えないとか言われてますが無理もないですねこれは。
(土讃線 琴平~塩入)
しかしこの訓練…晴れるとなんとも撮り辛い列車でした。
光線とスジが絶妙に噛み合ってないのもそうですが、この時期は昼間の影が長すぎます。
あと一ヶ月早ければ…という撮影地も結構あるんだろうなぁと。
(土讃線 黒川~讃岐財田)
土讃線の山の方は曇ってくれた方がむしろ雰囲気が出ていいですね。5月に南風を撮った財田カーブにて。
“荷”のキハ185ですが、基本的にはアイランドの3両+特急仕様の1両という構成になっています。
が、余剰を掻き集めてきただけなので何かの拍子に編成が変わることもあるようで、実際11月第4週からは阿波池田寄りの1両がアイランド仕様から普通の四国色の車両に交換されています。
(土讃線 坪尻駅)
1往復目の復路は坪尻で秘境トロッコと交換するダイヤになっていたので国道から山道を降りてホームからの定番構図で。
坪尻にこんだけキハ185が集まることもそうないですよね…
(土讃線 坪尻駅)
坪尻には結局2回行きました。上の方が圧倒的にアプローチは楽チンなのですが落ちたら死にそう。便によってはここに20人近く立ってたというのですから恐ろしいですね。
キハ185はほぼほぼ屋根しか見えないのでDE10が”客車っぽい何かを牽いてる”レベルの写真になってしまいますがそのくらいの方がむしろいいかもしれません。
(土讃線 箸蔵~佃)
坪尻もいいけど土讃線らしさ出るところで撮りたいよねってことで吉野川。(土讃線らしさとは)
ひたすら吉野川沿いに走るイメージのある土讃線ですが、今回の訓練は阿波池田までなので吉野川と撮れるチャンスは実は少なめでした。
結局複数回行ってしまったので狙ったカットは一通り撮れたかなと。
らいちょー氏お疲れ様でした。
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