伊予鉄南予バス(八幡浜) 2019年8月

2019年8月4日

伊予鉄バス貸切翌日もまた伊予鉄南予(八幡浜)へ。
私が最初にバスを撮りに八幡浜を訪れたのが5年前の2014年。その年の秋には大きなダイヤ改正があり、そのタイミングで三机・雨井・旧道経由三崎行きが消滅。そしてK-RJの廃車と共に八幡浜から一つ目RJが一旦全廃となりました。
そのダイヤ改正で三崎線がメロディーライン経由となったことで、下道経由便が伊方・加周までとなり、更に車両も新し目のもので揃えられているとなるとどうしても南予バスの中でも優先順位が下がってしまい、今年に入るまで一度も定期便を撮りに訪れることはありませんでした。
しかしながら今年に入って伊予鉄バス本店からなんと2台もP-RJが八幡浜に転属。1561号車の方は八幡浜での運用を早々に終えて長浜に転属してしまいましたが、1558号車の方はそのまま八幡浜の一般路線運用に入っています。運用が限られるとは言え土日にも走る可能性がある(他の営業所は土日全運休も多い)とのことで、今回のような貸切イベントのついで等、機会を見つけてちょくちょく撮りに行っています。
伊予鉄南予バス 伊方線 P-RJ172BA 1558号車 八幡浜港を背にして
(八幡浜市沖新田 33.458410, 132.419059)
まずは八幡浜港を背にして八幡浜駅前9:30発の伊方行きを。
八幡浜の土日運用はどうも3台で回しているらしく、出会える確率は約半分。前日の貸切で結構な距離を走ったのでさすがに休んでいるのではとも思っていましたが、行ってみるとしっかり走っていてくれました。
伊予鉄南予バス 伊方線 P-RJ172BA 1558号車 川之石の河口を対岸から
(八幡浜市保内町川之石 33.474390, 132.396379)
川之石の河口を対岸から。川之石近辺は海と山の間が数十メートルしかないので、大きめの建物がギュっと密集しています。
伊予鉄南予バス 伊方線 P-RJ172BA 1558号車 海沿いの旧道区間
(西宇和郡伊方町中之浜 33.478442, 132.367844)
折り返し伊方町役場前9:31発で八幡浜駅前へ。伊方~川之石間は大峠隧道経由ではなく、海沿いの旧道経由。旧道沿いに点在する集落の需要を拾っていくのでそれなりの利用はあるのですが、今後も路線が存続できるほどかと言うと微妙なところ。
多くの閑散路線を抱える伊予鉄南予バスの中でも、まだ利用が多いからこそ低床車率もいち早く100%になったのでしょうが、ここに来て乗り降りし辛いバスが仲間に入ってしまったのは趣味的には面白いですが日常使いだと大変そうです。
伊予鉄南予バス 伊方線 P-RJ172BA 1558号車 喜木川河口に掛かる橋を渡る
(八幡浜市保内町川之石 33.476765, 132.397163)
喜木川河口に掛かる橋を渡る1558号車。橋の先に見えるのは旧国道時代の三崎まで44キロの青看板。44キロと聞くとかなり遠いように感じますが、現在メロディーライン経由でここから三崎までは35キロ程。メロディーラインが全通したのは昭和末期ですが、その後も2014年まで新道より10キロも長く酷い道のりをバスが走っていました。
伊予鉄南予バス 伊方線 P-RJ172BA 1558号車 名坂隧道にて
(八幡浜市大平 33.470434, 132.423020)
毎度行ってる気がする名坂隧道。ホントは曇ってくれた方がやりやすいのですが…
そういえばここも名坂道路が開通した今となっては旧道ですが、新道による時短の恩恵が少ないので今でも全便がこちらを経由しているハズです。(客扱いしない早朝の回送便は名坂道路を通るようですが)
大型車離合困難な狭小隧道なので、かつてはかなり気を遣いながら通過していたと思いますが、新道が開通してからはほとんど大型車とすれ違わなくなった気がします。

伊予鉄南予バス 2019年の八幡浜営業所路線車たち
(伊予鉄南予バス八幡浜営業所)
現在の八幡浜営業所路線車たち。伊予鉄本体側の単色化が進む中、旧カラーを纏う車輌がまだまだ沢山いる南予バス。
なんでもないレインボーⅡやHRも既にグループ最後の一台になっているかもしれません。
伊予鉄南予バス 三崎線 P-RJ172BA 1558号車 八幡浜駅前にて
(八幡浜駅前)
ずっと伊方線に入っていると思いきや、12:15八幡浜駅前発の三崎行きで出てきました。これから一時間ちょっと掛けて三崎を目指します。
伊予鉄南予バス 三崎線 P-RJ172BA 1558号車 伊方の街を見下して
(西宇和郡伊方町湊浦 33.491515, 132.351780)
しかし如何せんメロディーラインは山の稜線近くを走る高規格道路なので撮影場所が相当に限られます。一発目は伊方の街を見下ろせるポイント。
伊予鉄南予バス 三崎線 P-RJ172BA 1558号車 宇和海を見渡して
(西宇和郡伊方町名取 33.396835, 132.159430)
飛んで三崎手前で見つけた見下ろしポイント。ここまで宇和海が見渡せる場所があるとは。
伊予鉄南予バス 三崎線 P-RJ172BA 1558号車 三崎港のフェリー乗り場横にて
(西宇和郡伊方町三崎 33.390656, 132.117300)
三崎港のフェリー乗り場横で復路の発車を待つ1558号車。かつてはフェリーターミナルから更に西へ200mほど行ったところ(伊方町社会福祉協議会の横)で折り返し待ちをしていたのですが、護岸工事で使えなくなったからなのか道路上(すぐ先で途切れている)にポツンと置かれるようになりました。
今の留置場所は仮置き感がハンパないのですが、佐田岬はなはなが完成した暁にはちゃんとした留置スペースが用意されるのでしょうか?
伊予鉄南予バス 三崎線 P-RJ172BA 1558号車 伊方湾を背に
(西宇和郡伊方町名取 33.491831, 132.353063)
三崎14:50発の八幡浜駅前行きは晴れるとどこもかしこも逆光で撮るところが無いので、往路を撮った伊方まで先行。往路は背景が町並みでしたが、反対側を向くと伊方湾を望めました。

この日は日曜日だったので日没には少し早いですがこれにて撤収。旧酷道と今の高規格国道、二つの顔を持つ八幡浜管内の路線はまだまだこれからも楽しめそうです。

コメント

  1. 初めまして、私愛媛県松山市で映像製作を生業としております、4Uの佐伯と申します。
    突然のメール、大変失礼いたします。
    今回、愛媛県で行われるMaaS実証実験とい
    う、スマートフォンを使い、南予地方の観光振興実験のPR映像を作っております。
    大変厚かましいお願いなのですが、こくでんログの方に収録されております、伊予鉄南予バスのお写真を、使用させていただければ、とメールさせていただきました。
    青い空、青い海を走る美しいバスのお写真を
    ぜひ使用させていただけませんでしょうか。

    写真はMaaSの実証実験を説明する1分程度の映像で、他に南予のJR予土線や予讃線、宇和島バスなどの紹介の中の1シーンとして使用いたします。
    この映像は、記者会見場のモニターでの放映や、放映や2~3分のPRビデオで活用いたします。
    コロナ堝の中、公共交通機関や、南予地方の観光地の支援の為、活用いたしますので、使用許可の方、よろしくお願いいたします。

    乱文乱筆失礼いたしました。
    何卒、よろしくお願い申し上げます。

    • 佐伯様

      こくでんログ管理人のkokuden101と申します。
      返信遅くなり申し訳ありません。
      早速お問い合わせへの回答をさせていただきます。

      使用許可についてはOKです。
      南予地方の公共交通・観光地の振興の為、お役立てください。

      以上、よろしくお願いいたします。

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