2019年7月15日
日が傾いてきたのでこれ以上山奥に入ることはせず、木曽川に沿って下りていきます。
途中、中央西線野尻駅の近くの橋梁跡に寄り道。
野尻駅から伸びていた野尻森林鉄道最大の遺構、木曽川橋梁。
林鉄遺構のこの手の鉄橋は撤去されるか道路や歩道に転用されるものがほとんどなので、転用されずにそのまま残されているのはレアケースかも。
もうちょっと近寄って。林鉄が今でも現役だったらこの間違いなくこの構図で写真を撮っているでしょうね。
どうもほとんどそのまま放棄された(一応今でも管理下にあるようですが)ようで、廃止から50年以上経っているにも関わらず枕木が残っています。
少し野尻駅寄りの廃線跡から。鉄橋を渡った線路は築堤でカーブを描いていたのですが、鉄橋寄りの数十mの区間は農道のアプローチのために切り崩されてスロープ状になっています。
平行して架かっている道路橋の野尻向橋から真横を。メインのプラットトラスだけでなく、前後のガーダーや上路トラスも残っているので今にも列車が渡ってきそうな雰囲気。
ちなみに林鉄とは離れますが現在の野尻向橋から林鉄と逆の方向を向くとこんな感じ。
このあたりは廃橋が随分多いようです。奥の吊り橋はさすがに支柱だけですが、手前のコンクリートの旧野尻向橋は橋台に加えて橋桁も部分的に残っているようなので、また今度寄ってみたいところ。
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