長尾線の600形

2022年10月1日
今でこそ京急の大型車が幅を利かせていることでん長尾線。
2006年に改良工事が完了するまでは、曲線や橋梁の関係で小型車しか入線できない路線でした。
それから16年経った今でも、長尾線運用車全10本のうち2本だけ15m級の元名古屋市営地下鉄由来の600形が在籍しています。

ただこの600形、他の長尾線運用車と共通運用とは言えど車格の違いによりあまり稼働率は高くはないです。
良くて一本は平日ラッシュ時のみの稼働、もう一本は一日中瓦町の留置線の奥の方で予備車として待機するのがいつものパターンでしょうか。

ところが、先週の土曜日の午後にフラっと長尾線を訪れた時に2本とも運用に就いてました。どういうミラクル。


(ことでん長尾線 高田→池戸/12:56)
池戸駅裏に着いて最初にやってきた613。613はもう一本居る601と比べても稼働率が低く、私はこの時初めて走っているところを見ました。
ことでん長尾線 600形 601-602 白山→学園通りにて
(ことでん長尾線 白山→学園通り/14:33)
もう一本の601。最近検査を受けたのでピカピカです。

ことでん長尾線 600形 613-614 白山→学園通りにて
(ことでん長尾線 白山→学園通り/14:58)
同地点で613を。
ことでんでは元名古屋市のクルマのうち、中間車からの改造で2両編成を組む車両を全て600形に分類していますが、601が元東山線、613が元名城線と出自が異なるため、印象が全く異なります。
見比べてみると面白いですね。
ことでん長尾線 600形 613-614 白山→学園通りにて
(ことでん長尾線 学園通り→白山/14:39)
有名な白山バックに小型車が走る。これぞ長尾線という風景ですが、最近ではめっきり見なくなりました。
ことでん長尾線 600形 613-614 農学部前→池戸にて
(ことでん長尾線 農学部前→池戸/16:39)
601の方は車交で帰ってこなくなってしまったので、613を続けて追いかけてました。
秋の訪れを感じる田んぼ際にて。
ことでん長尾線 600形 613-614 片原町にて
(ことでん長尾線 片原町→瓦町/17:18)
日が落ちてしまったので高松市街へ。片原町徒歩数分の宿が取れたので、片原町のアーケードと。
ことでん長尾線 600形 613-614 水田駅にて
(ことでん長尾線 水田駅/18:25)
ちなみに、この日は追憶の赤い電車も半周後で動いていたので、上下ともに水田駅でホーム越しに並んでいました。
ことでん長尾線 600形 613-614 長尾駅にて
(ことでん長尾線 長尾駅/19:34)
この日613は結局終電まで動き、長尾滞泊となりました。終電一周前の便を長尾入線で。

フラっと寄って帰るつもりだったのですが、結局夜まで追いかけてしまいました。
長尾線ワンマン化の工事なのか、長尾線運用車の車両改造が立て込んでいるようなので、しばらくは長尾線600の稼働率が微妙に上がるかも?

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