ミャンマー渡航記 その1 -ヤンゴン到着まで-

2016年9月25日
9月末に5日間ほどミャンマーに行ってました。
目的は日本から行った中古のディーゼルカーとバスの撮影。
数年前まではこういう軍事施設の延長のような被写体の撮影には厳しかったらしいミャンマーですが、最近は随分と緩くなったようです。
そんなミャンマー渡航を自分の備忘録程度に書いていきます。

ミャンマーに渡る前に

ビザの取得

2016年現在、ミャンマーへの渡航へはビザが必要です。
オンラインで取得できるので(e-Visa)、日本を出る一週間程前に申請し、発行されたe-Visaを印刷して持っていきます。
e-Visa用の写真は正式な証明写真である必要はなく、僕は自分のカメラで撮って貰った写真をトリミングして使いました。
発行に掛る時間は5営業日程度とされていますが、近年どんどん早くなっているようで、僕の場合は申請したその日に発行されました。ビックリ。

日本円→USドルへの両替

ミャンマー国内、主に市街地で使えるお金はチャットと言い、今の相場だとだいたい1200チャット=1ドルです。
ドル→チャットの両替もその逆の両替もミャンマーでしかできないので、ミャンマーに入る前に日本円からUSドルに替えておく必要があります。
ホテルなどではUSドルが使えるところもありますが、市内ではあまり歓迎されないのでできるだけチャットで払うようにした方がいいと思います。
USドル表記で書いてあるところも”チャットで”と言えばチャット支払いが可能です。(お釣りがないケースもそこそこありましたが。)

通信環境の構築

現地でインターネットを使うためにポータブルWi-Fiを借りていく場合は、必ず予約が必要です。
予約しなくても当日借りられるかなという甘い考えで空港で聞いて回りましたが、ミャンマー対応の端末はどこも在庫切れでした。
ミャンマーの通信環境は恐らく以前に比べると随分マシになったのだと思いますが、まだまだ貧弱です。
フリーWi-Fiが使えるのは空港・普通以上のグレードのホテル・一部の飲食店・高速のSA(FEEL Express ただし相当遅い)くらいなものなので、ポータブルWi-Fiを持っているとやはりお守り的な安心感があるのではないでしょうか。僕は結局そのお守りを持たずに飛んでしまいましたが。
そんなわけで結局現地ではネット環境からほとんど隔絶された生活を送っていたわけですが、案外なんとかなりました。
ヤンゴンなど都市部はほぼタクシー移動なので行先を教えたら連れてってくれますし(行先が分からないケースも多々ありましたが)、ミャンマーの人は基本親切なのでなにか分からないことがあったら教えてくれます。

その他ホテルの予約とか

今回、泊まる予定のホテルはExpediaで予約し、日本でオンライン決済をしてから飛びました。
現地決済でも構わないと思いますが、現地で持ち歩く現金をできるだけ少なくしようと思ったら事前決済の方がいいと思います。

0日目 関西国際空港→タイ・スワンナプーム国際空港

JAL JL727便 B787
日本からミャンマー・ヤンゴンへはANAが直行便を飛ばしていますが、日本側の始点が成田なので、今回はバンコク経由の乗り継ぎでヤンゴンへ飛びました。
バンコクへはJAL、KIX055→BKK440のJL727便で。機材はB787でした。さすがにタイは日本人需要が多いらしく、ほぼ満席。
夜行便なので、どのタイミングで機内食が出てくるのかな?と思っていたら、バンコク到着の1時間半前くらいに朝食として出されました。
飛行時間が5時間半程なので、あまりゆっくり寝ていられませんね。

1日目 タイ観光→ヤンゴン国際空港へ

4時半、スワンナプーム着。乗り継ぎの飛行機が9時前だったので、4時間程暇です。バンコク市街への連絡鉄道、エアポートレールリンク(ARL)の始発が6時なので、乗ってみることにします。
エアポートレールリンク(ARL)
(マッカサン駅にて)
ARLの普通列車の車両。シーメンス製の電車でプラ製のロングシートを備えています。
かつては普通列車と特急列車があったようですが、特急列車は2016年現在運休中?らしく普通列車のみが15分間隔で運行されています。(ただし完全なパターンダイヤではない。)
エアポートレールリンク(ARL)の京成電鉄スカイライナー広告
(マッカサン駅にて)
ARLの一部には日本ラッピングの車両もあり、側面に京成スカイライナーが貼られた車両も。

ARLは最近開業した高規格路線のようで、普通列車でもガンガン飛ばして市街地の方へはだいたい2-30分ほど。
終点まで乗ろうかとも思ったのですが、時間の都合で途中のマッカサン駅で下車。
バンコクのバス 日野のキャブオーバーバス
駅近くの道路際でしばしバスウォッチ。バンコク市内では日本製シャーシに現地製ボディを載せたバスが多く走っています。
これは日野のキャブオーバーバス。タイでは路面状況の悪さからか未だに大型のキャブオーバーバスが多く存在してます。
現地ボディのため、これがどのくらいの年式なのかはよくわかりませんが、タイヤハウスの形状がRJ系に似ているので90年前後くらいの車両なのではないでしょうか。
バンコクのバス 三菱ふそうの偽エアロスターK
よく知られている偽エアロK。
こちらは三菱製リアエンジンバスのようです。
日本のエアロスターKを参考に現地のコーチビルダーでボディが作られているので、前面からリアまでエアロスターKにそっくりです。

乗り継ぎ時間が4時間しかない割に余裕ぶっこいてますがこの辺で切り上げて空港に戻ります。

結局なんとか乗り継ぎの飛行機には乗れましたが、かなりギリギリでした。(多分あと5分遅かったら乗れなかった)
スワンナプーム空港は非常に大きな空港で、このくらいの時間(朝8時)は手荷物検査も出国審査もかなり混みます。また動く歩道はありますが基本的に端まで徒歩で移動しないといけないので時間には相当余裕を持った方がいいと痛感しました。

ヤンゴンへの乗り継ぎ便は、バンコクエアウェイズ、BKK850→RGN940のPG701でした。
先ほどの日本からの便とは雰囲気がガラっと変わり、機内には日本人の姿はなく機内放送からも日本語が消えました。当たり前ですが。
飛行時間は1時間ほどですが、国際線なので機内食が出てきます。
タイ発の便なのでタイ風味の機内食で、魚介系のおかゆと謎のフルーツ他が出てきました。
こういう謎の料理を味わうのも海外旅行の醍醐味かなと思いながら食べましたがフルーツはやっぱりあんまりおいしくなかったですね。

つづく。

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