File:035 琴参バス RL320

2016年11月 確認


茶畑の中で眠るバス。

明治大正の鉄道黎明期には、都市部から神社・寺院へ向かう路線が数多く建設されました。
こんぴらさんこと金刀比羅宮へは、土讃線の他になんと3本の鉄道が敷かれ、今も路線の残る高松琴平電気鉄道の他に、琴平急行電鉄、琴平参宮電鉄の3つの私鉄が琴平に乗り入れていました。

琴平参宮電鉄は坂出~琴平を結ぶ路面電車。路面電車でありながら、どちらかと言うと拠点間輸送を主としていた路線だったので、モータリゼーションの進展とともに利用客は減少し、昭和38年に全線廃止されました。
その後バス専業になり、平成に入ってから社名も琴参バスになり今に至ります。

軌道線の車両にも付いていた「コト×3」の社章がこのクルマにも付いていました。
このバスは昭和50年前後に製造されたRL320ですので、路面電車と共存することはありませんでしたが、この事業者がかつて鉄道を走らせていた証です。
ちなみにこの社章は塗装が変わり社名が変わった今でもしっかり残っています。
紆余曲折ありつつも昔から受け継がれているシンボルを大切に守っているのですね。

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